ラチェット式ローラーシューズ

Exitのリハも今日が最後。
最後はいつも6時間という法外な長時間リハで、当日のセットリストを仮MCも入れて頭からどんどん流して行くんだけど、その中で「ん?」っていうのがあれば勿論すぐその場で確認になるから1時間のステージに倍近くかかる。
で、早く終われば切り上げて帰るということで、5時間30分で終了した。
おかげでいろんな確認ができた
・狭いスペースではムーンウォークが出来ない
・はだしでムーンウォークは無理
雪駄でもムーンウォークは無理
ウチで練習したら一応あとずさりとは違うぞという程度にはなったのに...当日の床のコンディションに合う靴というのが重要だ。
ラチェット式ローラーシューズってのがあるといいな。
あと必要なのは高いジャンプで、できれば4回転跳びたい。

実に20年やってきたExitも今年のステージで最後、前半は来年からのベーシストが入るのでパーカッションで遊ぶ予定。
このパーカッションってやつはやってみると実に楽しい。
難しい事は出来ないけれど、その曲のその部分にどんな叩きものがマッチするかをその場で考えてそれらしいリズムを入れるってぇのが面白くて仕方がない。
更に、割と単純な事の繰り返しが多いのでメトロノームの気持ちになれる。
そうするとリズムのゆらぎやハシるポイントや誰がハシっているかが実に良く解る。
パーカッショニストってこんな気持ちで叩いているんだ..あぁしょうがねぇなぁなんて思われちゃってるんだなぁと、ちょっとパーカッショニストが恐ろしくなる。
叩きもので一番のお気に入りはやはりトライアングル。
付属している鉄棒のバチはすこぶる使い勝手が悪いので、大き目のドライバーで叩くと実に気持ち良く鳴るのだ。
その次はやっぱりバイブラスラップかな。
JPCにでも行ってもっといろいろ仕入れて来ようかなぁ。

さてと、当面の出没予定はというと、
今週水曜日にまた越谷アビーロードでブルースロックセッションのホスト。
で、金曜日がExitで12/3にはユルユラを北越谷のASKでやる。

音楽ってほんとにいいもんですね。


11/24(Wed) Rock&Bluse Session@越谷:アビーロード
http://abeyroad.jp/
Open 19:00 Start 19:00-22:30
Charge=\2000.- /2dr込
ホストミュージシャン
沼田将(g/MC)
櫻井理(b)
ユウゾウ(ds)
クラプトン、ビ−トルズ、70's系 他いろいろです

11/26(Fri) Exit Live@新宿:ダイトー
http://www.lrd.jp/index7.html
Open 18:30 Start 19:00
Charge=\2500.- /FreeFoods, Free Drink
菊谷知世(vo)
近藤暁美(vo)
宮川幸子(vo)
藤掛篤(ds)
遠藤清志(kb)
成田洋二(g)
長谷川岳洋(g)
市川浩之(b)
櫻井理(b)

12/03(Fri) ユルユラ/Live@北越谷:Ensemble-ASK
http://www.ensemble-ask.com/
Charge=\1500.- /1dr付
まなかのり(Vo/g)
森脇千春(pf)
櫻井理(b)/サポート

目がゴンゴロその後

目に抗生剤という戦士を送り込んでから、さらに白目が赤目になり瞼の腫れが鬱陶しい。
意識的に目を開けようとしてもその重みに瞼の筋力が追いつかない。
根性ではどうにもならないので再度眼医者に行くが、「目の裏側で何かが起きていて、例えば腫瘍が出来て出血するとかの場合にそうなる事がある」のだそうで、総合病院でMRIを撮って来いと仰せつかり、紹介状を持って行った。
MRIは何度か経験しているので不安は無く、むしろあの狭い筒の中でコンコンコン..ピーガガガガというノイズをじっと聴いていると心落ち着きα波が出て来るのを感じる。
MRI、値段が安ければ結構好きかもしれない。
ところでMRIと言えば強い磁力を発生させて体内の様子を画像として撮影する装置なのだが、その磁力が血行を良くするという二次効果は無いのだろうか?
そう、あのエレキバンのような効果が...
検査後にはちょっと元気になるような気がするのだが、実際のところどうなのだろう?
所見を聞くと、眼に関してはどうということもなく抗生剤戦士の派遣を続けるように告げられた。
加えて微細な脳梗塞の後が有るけど年齢からしてまぁそんなもんだとか、ほお骨の裏に水ぶくれみたいなのが有るが自覚症状が無いのであれば...まぁ気になるなら耳鼻科に行くようにというような話。
余命を告げられなかったところをみるとまぁ大丈夫みたいだ。
いまどきのMRIは非常に鮮明な画像でシロートが眺めても説得力があるので、もし何らかの不調があって、それに頭部が関わる恐れがあるのならこのMRIという文明の利器を利用しない手は無い。
それにしても片目が開かないというのは非常に鬱陶しくて不便で、こうしてキーボードを打つことすら面倒になる。
早く抗生剤が圧勝しないものか...

暴走結膜の宴

どうも数日前から左目の調子が悪い。
目の奥がゴンゴロするような気もするし、瞼が腫れぼったい気もするし、決定的に駄目な訳でもなく何となくおかしい程度の症状だった。
ところが昨日一晩寝て覚めるとその何となくが決定的に変わっていて左目が開きづらく、物の見えも悪い。
仕方ないので眼医者に行くと適当な容器を水で満たし、目にくっつけて、目玉をぐりんぐりん廻して目の裏側を洗えと言われた。
更に3時間おきのガチフロと一日一条の抗生物質内服で今日はさぞやスッキリ治ってると思いきや、起きると昨日よりも相当酷くなっている。
いま瞼の内側では正義の抗生剤と外敵細菌が激烈なる戦闘を繰り広げ、その結果として広がる風景はまさに死屍累々。
きっとそんな感じに瞼が腫れるのだろう。
ほぼ片目状態なので遠近感はあやしいわ輪郭はハッキリしないわで困ること多々。
冷やすとちょっとだけ良いがまぁ気休め程度で、何にせよ年中目に保冷剤を当てているわけにも行かない。
早いところ収束してほしいものだ、もちろん抗生剤の圧勝という形で。

やりたいことは?

もう何年も前から通っていて懇意にしてくれているMusic Barが新装オープンするということでその様子を見に行ってきた。
暖かい雰囲気いっぱいのそのバーではこれからどういう営業をしていくか、若い新マスターはきっと不安もいっぱいあるのだろう。
でもそういう不安とは背中合わせにワクワクするような希望も有るものだ。
新しいメニューや今までとは違った層のお客様にどういう立ち位置で喜んで貰えるように接して行くか、そういった事を考えれば考える程に不安と希望が膨らんでいく様子が感じられ、若いって素晴らしいことだと感じた。

「どういう企画を立てればいいと思う?」という問いかけに対して「自分があったらいいなぁ、そういう企画が欲しいなぁというものを一つづつ実現して行けばいいんだよ」という話をしていた中で、「じゃぁあなたがあったら良いなぁと思うものは何ですか?」という問いが。
プレイヤーの端くれならば、音楽を演る上で究極の幸福感を味わえることが何であるか、誰しも考えることだと思う。
その当たり前の問いかけに対してごく素直に答えるならば...
「そこに居合わせたプレイヤーの間で自然発生的にその場での演奏が、しかも極上の音楽が出来たらいいな」
そう答える以外には無いと思った。

○○セッションとか○○のライブとかそういった事には一切捕らわれずにその場の、その時の感性で波長が合ったら演奏してみるということだ。
もしかしたらそういうことをやって良いのは達人の域に有るプレイヤーなのかもしれないが、それすら超越してみんなで音の会話を楽しみ、参加し、刺激しあって楽しむということをやってみたい。
楽器の種類とかジャンルとか云々はもうどうでも良いこと、とにかくずっと演っていたい、聴く立場であればずっと聴いて居たいと思えるような時間を創り上げたいといういのが究極の「やりたいこと」なのだと思った。
セッションに通うのも毎日練習するのも仲間を増やすのもライブを演るのもそういうことなのかもしれない。

話はそれるが、ジャズの世界ではベースはウッドベースであることが望まれることが多い。
ジャコパスとリアスがあれ程の衝撃を与えエレクトリックベースをジャズの現場でジャズの楽器として認知させた後でもそういう話をまま耳にする。
ウッドを演ればいいのにとかウッドで演れば営業の機会が増えるのにという言葉は何度も聞いたが、どうしてもそういう気になれないのは何故か?。
自分がウッドベースが嫌いという訳ではなく、むしろあの音色は非常に魅力的と感じているのは事実で弾けるようになろうと練習もしているけれどもそれを表だって言う気は更々無い。
あるジャズのピアニスト曰く、「私はウッドだろうがエレベだろうがそんな事は全然気にしない」というのは、良い合奏が出来ればプレイヤーとしてこの上無い幸せであり、楽器の種類云々はどうでも良いことだという意味だろうと勝手に解釈している。
実際そのピアニストはウッドでもエレベでも極上の感動を私に与えてくれるから実に説得力がある。
もしグランドピアノじゃなくてアコーディオンだったら?もしドラムじゃなくてカホン一つだったら?もしギターじゃなくてウクレレだったら?もしSaxじゃなくてリコーダーだったら?もし....

先の、言い換えれば「あなたが本当にやりたいことは何?」という問いかけに「ただ良い合奏が演りたい」と答えたその些細な理由の一つなのかもしれない。

騒音の話

自動車の騒音というのは重大な公害の一つであり解決されるべき問題だということは今も変わらない。
幹線道路脇の住宅では、夏場窓を網戸にしてビールに枝豆でナイター観戦なんてぇのはあり得ない話だし、そういう極端な例でなくとも静かな住宅街にクルマの騒音はやはり迷惑なもの、無いに越したことは無い。
と、思いきや...最近車の騒音が無いことが問題になっている。
ハイブリッドカーや電気自動車の走行音があまりに静か過ぎるので歩行者にとっては危険だという問題だ。
そりゃぁそうだろう。
このことは初代プリウス発売当初から噂話になっていたし、自分もハンドルを握らせてもらってそう感じた。
ただし、絶対数が非常に少ないために社会的な問題とまではならなかった。
ところがそれに買い換える事が地球温暖化防止に貢献する正義の味方でステータスな行為であるかの如くハイブリッドカーが爆発的に普及した今はいわゆる「ひやりはっと」な事例がおかみにも報告されて問題になりつつある。
この件に関しておかみからの指導もありメーカーも低速走行時に歩行者に気付かせるための疑似走行音を出す装置を装備する動きがある。

HV車 人工音義務付けへ(YOMIURI ONLINE-2009/10/16)
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20091016-OYT8T00320.htm?from=nwla
引用ここから
「静かすぎて危険」との指摘が出ているハイブリッド車(HV)や電気自動車の走行音について、対策を検討してきた国土交通省の委員会(委員長=鎌田実・東京大教授)は15日、新車にエンジン音に似た人工音を付けることを義務づけるなどの対策案をまとめた。
11月に国民の意見を募る「パブリックコメント」を実施したうえで年内に最終的な方針を決める。ただ、自動車メーカーによると開発には2年ほどかかるといい、実施は先になりそうだ。
引用ここまで

HV車につける音 どうする(YOMIURI ONLINE-2010/1/8)
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20100108-OYT8T00273.htm?from=nwla
引用ここから
「静かすぎて危険」との指摘から、人工音の必要性が議論されているハイブリッド車(HV)や電気自動車。
国土交通省は今月中にも、音量などの基準を盛り込んだガイドライン(手引)を打ち出すべく、作業を進めている。これにより人工音付きのHVが走る環境が整うと同省は言うが、課題はまだまだ山積みだ。
引用ここまで

ここで感じた疑問、ひとつは「音出し装置の開発に2年もかかるってホントか?」ということと、もうひとつ「交通の安全にかかわる問題だというのに何故そんなに悠長な事を言っているか?」ということ。
開発に2年かかることがすぐには出来ない理由になっているともとれるがそれだけでは無さそうだ。
これに法律に関する問題も絡みあってさらにややこしいことになっているようだ。
私のシロート考えだが、同じ車格のクルマのエンジン音をサンプルしたものを鳴らす、これならすぐに実現できて歩行者からも経験的に認知度が高い筈だし社会的にも一番抵抗感が無くて良いんじゃないだろうか?
交通安全のためならすぐやるべきだと思うんだけど...
あ、そうだ開発中にスタッフから静か過ぎて危ないんじゃない?という意見が出なかったのだろうかというのもギモンだ。

ところでニッサンが公開しているEVの走行音、これについてどう思われるだろうか?
http://blog.nissan.co.jp/EV/2010/PRODUCT/16.html

確かに歩行者に気付かせるという観点では大いに効果ありだと思う。
でも騒音という観点で聴くとどうだろう?毎日ヒュンヒュンと耳に付く音が静かな住宅街に響き渡る..最低だ。
これだったらエンジン音の方がまだ良いと思うのは私だけ?
まぁいずれいろいろな意見が言われながら磨かれて行くんだろうけど...

ライブの喜び

先日のライブは18:00から23:00まで、実に5時間という長丁場の口火を切る感じでトップの出演だった。
出演者が多いこともあるが、スタートから結構お客さんが入っていてその中に知り合いの女の子の姿もあった。
当日初顔合わせのメンバーも居たが軽いサウンドチェックで本番突入、ショーマストゴーオン。
そこのステージは間口はそうでもないが、奥行きが結構あり、客席の見え方もちょっといつもとは違う感じだ。
ベースアンプはフェンダーのベースマンのヘッドにサンのキャビネット真空管の古いロックな音で苦手な部類だけど始まってしまえばもう関係ない、初顔合わせとかリハ云々とかも関係ない。
楽しむこととは、精一杯ステージを演ること。
それ程照明が暑いわけでも無いのに終わると汗だくだったから運動量としても結構なものだったのかもしれない。

明けて次の日、聴きに来てくれていた女の子が「ステージ中に後ろに座ってた人がベースが良いって言ってたの。それを耳にしたら嬉しくてメールしたんだ」という内容のメールをくれた。
嬉しいことだ、これだからライブはやめられない。