ベースの修理

honyarera2007-02-10

友人から預かったのがこの楽器。
フェンダージャパンJB62−77FL
以前にも3回位預かってリペアしたことがあり、その都度指板の摺り合わせをしている。
弦が指板に当たる部分がだんだんと掘れて来てズクズクになり、ビビリが出てくるのはコーティングの無い指板のフレットレス楽器でラウンド弦を張った場合の宿命だ。
これを解決するためには元通り指板を平にすれば良いんだけれどもそのためには減っていない部分を削って掘れた部分に合わせなければならない。
同時にナット溝にもヤスリを当てて削った分の弦高を下げる必要もある。
しかしそれもそろそろ限界だと思われる。
そこで樹脂コーティングではなく穴を樹脂で埋める方法で対処することにした。
指板に染みこませる→乾燥させる→当たってならす
これを根気よく繰り返す。
初めての試みなんだけど今のところ上手く行っていて、見てくれこそあまり美しくならないが弾いた感触は良い。