点滴とほうじ茶の日々

honyarera2006-02-06

そろそろ皆に知れ渡ってしまったのでちゃんと書きます。
先々週の金曜日に左半身に違和感を覚え普通に歩いているつもりが少しずつ左に寄っていくという症状が出ました。
クルマの左側の空気圧が下がってて左にハンドルを取られるような感じ。
どうせ草臥れてるんだろうから一晩寝れば治るだろう位の気持ちで馬橋のセッションへ出かけて26時まで演奏していました。
おお、今日は何となく左手の力が抜けていい感じだぞ〜なんて思いつつも、痺れ感が強くなってきます。
左半分に限って頭で認識している空間の中の位置と体の各部の位置センサーから返ってくる位置情報がちょっとズレている感じです。
更にセンサーの信号にノイズが多めで位置情報自体のバラツキが大きい感じもあります。
で、仕方ないので近所の脳神経外科の有る病院へ行くことにしました。
幸い車の運転にはまったく支障が無く、無事病院到着。
CTを撮影した結果では何も見えないと言います。
で、「症状はあきらかに脳梗塞なので入院する?」と入院を勧められました。
この年になるまで一度も入院なんかした事がありません。
生まれたときに産院に居た事があったかどうか....
で、好奇心もあり、どうせ検査で2〜3日だろうという軽い気持ちで「じゃぁそうしましょうか」と答えたのが...結局2週間ということになるとは(トホホ)
かくして点滴の日々が始まることとなったのでした。
一日に2回、脳圧を下げる薬(生理食塩水と書いてあるけど、たぶんそれに何か混ざってる?)というやつとグリマッケン注という浸透圧の高い脳血栓の類に定番らしい薬です。
これをやっているうちにどんどん痺れ感が退いて行き、むくみ間、動かした時の抵抗感もなくなりました。
むしろ、あまりに元気なためにこの退屈感をどうやり過ごすかが大きな課題です。
入院なんかしちゃうと殆ど動かないために筋力・体力は落ちて行くみたいだからその対策もあって
・なるべくベッドに寝ない
・なるべくナースコールしない
・どんな小さな事でもその都度自分の足で出向いて自分でやる
・できるだけテレビは見ない
みたいな事を自主規制してます。
ま、そんなこんなでぼちぼち無事退院することも決まり、ベッド周りも写真のような事になり、フル充電でシャバに復帰です。
ご迷惑・ご心配をおかけしえ申し訳ありませんでした。
シャバに戻ったら真面目にカタギの暮らしをし、精進いたしますのでよろしくお願いいたします。


教訓
手足のしびれや制御不良等脳梗塞っぽい症状を自覚したらなにはともあれ脳神経外科を受診したほうが良いです。
近所の内科医ではおそらく紹介状を書いて「大きな病院で見てもらいなさい」お言われるだけなので(CTやMRIの設備が無いから診断できない)二度手間になってしまういます。
最初からちゃんと設備のある病院へ行ったほうがいいですよ。
早く見てもらって早く対策をすれば回復も早いみたいです。
もし本当に脳梗塞だったら次の爆発がいつ起きてもおかしくない状態なのでこの急性期保存的治療はその後の明暗を分けることにもなりかねません。
おかげさまで最初から最後まで元気なまま無事退院ということになりました。
というのが自分の教訓です。
みなさまもどうぞご自愛くださいませ。