スティービー

キー・オブ・ライフ<リマスター・エディション>

キー・オブ・ライフ<リマスター・エディション>

スティービー・ワンダーの最新作には愛というテーマが..という記事を読んでこのアルバムを最初に聴いた時の衝撃を思い出した。
LP時代には2枚半という構成(CDになって2枚組になったが)の中に全編を通して感じられる心地よさ、暖かさ、人間味...そんなものを何度か聞き返すうちにジワジワと、そして次第に強く感じるようになって、最後にはすっかり彼の音楽が好きになっていた。
リズムの揺らぎやタイミングのアバウトさが何故かとても心地よく、優しく感じられるのは何故だろう?
おそらく自分が意識して同じことをやろうとしたら只のヘタクソなんだろうな。
今、日本はだんだんと雰囲気が戦争前夜のようなベクトルへ向かっているんじゃないかというような不安感を持っている。
この愛に溢れるアルバムを聴いていると何故かそんな不安が膨らんで行く。
自分達の子供の世代に、日本はどうなっているんだろう?
相変わらずジャイアンに理不尽なゴリ押しをされながらもしぶしぶ付いていくノビ太くんでいるんだろうか?
話が脱線しちゃった。まぁそれはともかくとして、スティービーワンダーの新譜は久々に待ち遠しいアルバムなのである。