キレやすいヲヤヂ

近所のドラッグストアに出かけた帰り、車で住宅街の中の道路を時速30キロ〜40キロ位で走っていた。
比較的広い道路で歩道も有るのだけれど、昼間のことで人通りも多く、しかもこの辺りの自転車は交通ルールを一向に守らない無法地帯だから危なくて仕方が無い。
そんな場所であることは一目瞭然なのに後続車がやけに車間距離が狭い。
嫌だなぁと思っていたその刹那、何とまぁ対向車線へ出るとフルスロットルで追い抜いて行った。
対向車が迫っているのに....
こっちが減速しなかったら正面衝突してるところだ。
なんちゅうやっちゃと思いつつもその車の行方を見ると遥か前方で右折。
その先にはスーパーの駐車場しか無いからどうやら自分の目的地と同じようだ。
駐車場に着いてみると案の定...
ガラの悪い兄さんかなんかが降りてくるのかと思ったら痩せ型の頭髪の寂しくなったオッサンで、服装も何だか地味〜な感じだ。
「ちょっとちょっと、あんな無茶したら危ないじゃない」
「...」
「ここまで来るだけなら追い越す必要なんて全然無いでしょ」
「トロトロ走ってるからムカついたんだよ...」
そう吐き捨てて行ってしまった。
いい歳をしたオッサンが..自分勝手な恥知らずぶりにも程がある。
だいたいムカツクのは人として未熟者である証拠だろう。
あぁ世の中にはこんな人が沢山居るんだろうなぁと思うと情けなくなってしまう。
ちょっとブルーな週末の出来事だった。