お産がピンチ

今日近所のセッションに出かけたのだが、そこに来ていたドクターの卵のドラマーと思いがけない話題で盛り上がった。
彼は脳神経外科の卵なのだそうで、脳神経外科と言えば自分自身もお世話になっているし、父も随分お世話になっているからそんな話しから話題が広がった。
脳外のお医者さんには音楽好きの人が多いのだそうで、びっくりしたのはお医者さんの学会の中で唯一脳外の学会だけがオーケストラを持っているのだそうだ。
そして、毎年静岡で合宿までして腕を磨いているとのこと。
脳外と言えば当たり前に10時間位手術をしたり(しかも顕微鏡を覗きながら!!)する、非常にストレスのキツイ職業だと聞く。
音楽好きはそう言う事情もあるのかもしれない。
学生の頃から音楽をやっているドクターも多いらしいから、オーケストラが出来るのも納得。
そして、話は近頃の産婦人科事情へ。
最近は産科のお医者さんが減ってしまってどうしようもないらしい。
少子化ということも有るのだろうけど、少ないお医者さんに余計に負担がかかり、過労で倒れてしまいそうな位に多忙なことも有るという。
あまりにキツいのでなり手が無くなるという悪循環。
過疎化・高齢化の地方では逆に経営が成り立たなくなるため廃業、なり手不足状態で産科がどんどん不足している。
三重県では数千万の年俸で産科のドクターを募集したところ、様々な批判が出てなかなか実現が難しいらしい。
お産に不安がある状況は更なる少子化の原因にもなるだろう。
どうにかならないものか...
例えば志摩スペイン村で出産出来るとか、賢島のホテルの隣あたりにすこぶる景色の良い産婦人科を建ててそこでお産が出来るとか、タラソテラピー併設で出産後のボディーケアなんかも出来ますよとか...帰宅してそういう話をしたらカミさんに「それじゃ一部のお金持ちが産みに行くだけじゃない」と言われてしまった。