東北紀行（その２）

３連休最終日、福島県はとても良い天気だった。
この辺りはたばこ農家、養蚕農家が多くあった所で、あぶくま山系の山奥地域。
しかし、近年は高齢化が著しく、作業の大変な養蚕を続けている農家は殆ど居なくなってしまった。
安い中国産の繭に押されて年々収入が減っているという。
今は丁度米の収穫時期で、あちらこちらで藁が干されていた。
つい最近まで刈り取った稲は田の脇に設置された干し場に掛けて干された後に脱穀され、出荷されていたのだが、今時はコンバインで刈ると乾燥＋脱穀までされてしまうのだという。
だから穂の付いた稲ではなく、稲藁だけが干されている。
知っている人には奇妙な光景に映るんだろうけど、この干した稲を刻んで田に鋤き込む方法がスタンダードになりつつあるのだという。
高齢化で体がキツくなって来ているということも有るのだろう。
田舎の様子もどんどん変わりつつあるようだ。