音楽で実現したいこと、夢

ジャズの演奏というものに接する機会を与えてくれた馬橋オリンズのジャズ初心者練習会で「少人数のセッションからのアプローチ」というテーマが持ち上がっている。
最低限人数、すなわち2人でのセッションを聴いて、そこから参加者がイメージを膨らませ、実践してみようという試みだ。
これはとても良いアイデアだと思う。
普段セッションで演奏しているとどうしても自分の演奏ばかりに目が行きがちになる。
自分の出来がある程度以上のレベルであることは必要なことだけど...
音楽はだれかに聴いてもらうために演るんだと思う。
誰か一人のスタンドプレイーでは駄目だ。
一緒に演奏しているメンバー全員の気持ちが影響しあってその場での演奏が出来上がるのだから、合奏に参加しているメンバー間に強力な通信チャンネルが出来ている必要があるんじゃないだろうか。
そして、そうして奏でられる音楽のベクトルは聴いている人の心に向いていなければいけない筈。
自分の音がリスナーに届くんじゃなくて自分の音がほかの音と一緒になって届くことに意味が有る。
いやいや、でもまだまだ道は遠いし、そのためにはまず自分がしっかりしないといけないんだって事はわかる。
でも絶えず、最初から、そして常にそういう事を意識しておくことは重要だろう。
それに、自分だけじゃなくみんながそういう意識を持たなければ意味が無い。
音楽を通して心の会話が出来て、そうして実現した音楽を通して何かを伝えたい。
夢はいつ叶う?