東海道事情

honyarera2006-04-27

夜の高速道路風景が変わった。
まず最初に気づくのはベラボウに速い車が居ないということ。
これには大型トラックへのスピードリミッター取り付けが影響していると思う。
100キロまでしか出さない(出せない?)からだいたいその速度でだらだらと流れている。
何も考えずに踏んでれば100キロで走り続けてくれるんだから運転はたぶん楽なんだろうと思う。
ただし、リミッターの効く精度が微妙に違うためにトラック同士の追い越しが発生する。
これが実〜にかったるい。
時速94キロで走るトラックを時速97キロで走るトラックが追い越しをかけるんだから、追い越し開始から完了まで時間がかかることかかること...
車間距離30メートル、車体全長10メートルとすると、30+10+30+10=80メートル、これを97−94=時速3キロで進むとなるとチンタラ歩くようなスピードで電車4両分の距離を進むのと同じだから...何だかよくわからないがなかなかにカッタルイ訳だ。
このことが夜の東名の雰囲気をガラッと変えたと思う。
延々と続くトラックの谷間でどうすることも出来ずにただダラダラと走っていると気持ち的には諦めモードになる。
おまけにこのコンボイ集団の中にパトカーがまぎれていて、見つけると何だかババを引いた気分で力が抜けてしまう。
かくして長大なコンボイ列車の中の1車両となって周囲と同じ動きをするという、実に日本人的な和の運行(というと佳き事哉に見えるがそうでもない)と相成る。