くりそつベースを弾く

今日は馬橋のジャズ練習会をお休みして楽器の手入れをした。
ついでにリハビリがてら指の運動ということで、半音づつ4つの音を出すトレーニングみたいなのを思いついてやってみた。
例えばC/C/C#/C#/D/D/D#/D#を可能な限り高速で、かつ可能な限り正確に、かつ可能な限り明瞭に弾く運動をやるのであーる。
このC〜D#までの一連の8音を1/2小節に例える(つまり16ビートだな)ならば、2フィンガーだと大体280BPM位、3フィンガーだと320BPM位が限界。
弾き出しから即そのスピードで弾ければいいんだけど、もうちょい遅いところから加速しないとダメだからまぁ実用スピードは更に劣るわけなのであーる。

で、普通の人がどの程度のスピードが出るのか気になって目の前に居たくりそつにやらせて見た。
いきなりベースを渡されてやれと言われたくりそつはナント、サムピッキングでやろうとしている。
テンポは15BPM位。
2フィンガーでやるように教え、ついでに左手のポジションもちゃんとフレットラインの上を正確に押弦するように指導してみる。
すると、60BPMにスピードアップ!!
うひゃひゃ、こりゃおもろい...ってことで「もっと早くならんか」と煽ってみるとムキになってやっている。
「お父さん、オレこれやってると小指が立って来ちゃうんだよね」
そういうと、奴は小指を折り曲げてセロテープでぐるぐる巻きにした。
「別に小指が立っててもいいじゃん」
「なんかさぁー..立ってると嫌なんだよ」
よくわからないが、奴なりのコダワリが有るらしい。
しばらくやっていて、最終的には80BPM位にはなったかな。
ここでマリーナションのアルバムからStreet Walking Womanを聴かせて...
「秋頃までにこれが弾けるようにしておけ」
と言ってみた。
「ムリ!....」
そうだろうなぁ、たぶん、いや、ひょっとすると?