アンプ

とある地下室のライブハウスへ遊びに行って歌ものの演奏をしていたら某Nさんが何やら大荷物で現れた。
梱包を解いて中から出てきたのは金文字もまぶしい憧れのギターアンプだった。
真空管駆動のそのアンプで某Tさんがステラを演った。
ジャズなのでクリーンな音での演奏、なかなかいい感じ。
世間一般では歪ませてナンボのアンプみたいに言われているけど歪ませない音も悪かぁ無いぞ。
フライミートゥーザムーンもいい感じ。
じゃ、次は極悪な音のやつを一発ということでシッシーストラットが始まった。
ところが...ん??
ドライブのスイッチをONにするとアンプからピーという音が。
ギターからの信号が入ると消えるが、無音になるとまたピーっ
楽器を変えたりエフェクターをバイパスしたりシールドを変えたりといろいろ試したんだけどやっぱりピーは収まらない。
どうやらフィードバック..いわゆる「ハウってる」現象ではなくて、アンプが発信しているみたいだ。
結局そのアンプはまだ保証期間内なので店にクレームを出すことになったんだけど、思い返してみればそういう症状ってむか〜し良く経験した。
初歩のラジオを見て作る真空管アンプ
なんかピーの嵐で頭抱えたっけねぇ。懐かしい。
電気回路が発信せずに当たり前にちゃんと動作するってのは実は大変なことなんじゃないかと思う。
動作周波数3ギガヘルツのパソコンとか、衛生放送だとか、そういう超高周波機器が安定動作してるってのは奇跡なんじゃないかとも思える。
そんな事をNさんのピーっと発信するギターアンプで想ったのでありました。