てな訳で、馬橋でライブ

自分も出演者の一人だったのだけれども他のバンドの演奏もすっかり楽しんでしまった。
最初の出演者はギターの弾き語り。
生ギターを掻き鳴らしながら唄うというこの形態では座って演る人と立って演る人が居るけれど、この人は立って演る。
舞台に立つとその立ち居振る舞いや表情がだんだんと変貌して行き、独自の世界観の中へ入っていくのが解る。
そしてラストの曲ではギターの弦も切れ、虚空を睨んだまま終わった。
なんだかその様子は狂気と正気の狭間を行き来しているような近寄りがたい迫力が有った。
次は本当に久しぶりの顔ぶれにのバンド。
メンバー全員がそれぞれ多方面で音楽活動をしている人たちで、あぁこれだけの人ならばパッと集まってもしっかりバンドの音が発信出来るんだなぁと関心した。
ステージングの盛り上げ方も良く心得ている人たちだから最後は盛り上がってバンッと終わり、本当に見事だった。
当日のサウンドチェック無しだったのに5分位でさっさとキメてしまう手際の良さは経験値の高さなんだろうなぁ。
(溜息。)
そして自分の出番。
前のバンドのすばらしい演奏の興奮がまだ醒めやらぬ状態でのスタートだから当然乍ら最初はチョットざわついていたんだけど、だんだんとお客さんの意識がステージに向かって来るのを感じた。
ありがたいことである。
これで何かしらの印象を胸にして頂ければ嬉しい。
自分自身の演奏はまだまだだと痛感した。
もっと何とか出来る筈、もっと何とかしなきゃという思いと今できる最大限を出し切らなければという思いがぶつかる。
左足の故障で姿勢が崩れ、体中のバランスがメタメタなのに始まって薬(治療薬です。念のため)の影響か微熱があってダルい。
でもそんな事は一切言い訳にはならない訳で、必死で集中を心がけた。
そもそもライブに向けてちゃんと体調管理が出来ていないのがダメダメなんだよなぁ。
深く深く深〜く反省(汗
最後のバンドはいつもスリル満点。
ライブ録音とMIXダウンをしたバンドなだけに曲は知っている。
だから尚更前回と違う展開にわくわくドキドキ感が有った。
このバンドのドラマーは本当に幸せそうだなぁと、見ていて思った。
べつに終始ニコニコしているとかそういう事じゃなくって、ステージ上に居ることが嬉しくて仕方がないっていうオーラが有るっていうこと。
余裕が無いとあんなオーラは出てこない。
そんなこんなで色々諸処雑感反省点有りだったけど、次回はもっと良くなるようにがんばろう。

※写真は桃山鬼神氏撮影(いつもすいません)