うるさい電車

103系

先日ファミレスで仲間とダベっていて「武蔵野線の電車はなんでうるさいんだろう」という話が出た。
ウルサイの犯人はこいつである。
昭和39年からなんと20年間にわたって3500両弱も作られたとんでもない車種なのだ。
元々山手線等の駅と駅の間の距離が短い路線向けを想定して設計されているから最高速度が低く、中・長距離には全く不向きな電車なんだけど、あまりに沢山作ったのでもっと性能が良くて省エネな電車に置き換えた後も押し出しで不得意な路線に出されて使われ続けた。
だから常磐線にも武蔵野線にも(つまり駅と駅が離れている路線にも)大量に配備され、無理矢理高速走行を強いられているという訳。
一番の騒音源であるこの電車に搭載されているモーターにはいくつかのバリエーションが有って、最も初期のものがMT55型、それに磁力強化の改造を施したのがMT55A型、MT55Aに更にモーターの冷却ファンの改良を施したものが有る。
最も初期型が最も静かで軽快な音だったように思う。
で、MT55Aがヴォーン低いうなり音、ファン改良版がヒャーッという悲鳴。
確かにどちらも耳障りで有り難くない音ではある。
元々はモーター付き1両につきモーター無し1両という比率で編成する前提で設計されているんだけど、武蔵野線では8両編成のうち6両がモーター付きで、これも騒音に拍車をかけているという訳。
既にもう常磐線からは姿を消したし、武蔵野線もモウチョイで居なくなる筈。
もうちょっとの辛抱だよ。
でも武蔵野線に新しく増備されているのはやっぱし山手線のお古なんだよなぁ。