イパネマの...
ジャズのセッションでは大スタンダードな曲「イパネマの娘」
原題は「GAROTA DE IPANEMA」英題が「The Girl From Ipanema」
この曲の詳細についてはココのページが面白いので是非一読を。
http://plaza.rakuten.co.jp/xxjazz/diary/200506250000/
歌詞の内容を見ると一目惚れの歌といったところか。
要するに「浜辺を行く綺麗なお姉さんに一目惚れだぜ」というこの歌は、野郎目線の歌詞なので女性が歌うとチト妙なことになる。
そこで女性目線にするために「Girl」を「Boy」に、「She」を「He」に置き換えるという、ちょっとした遊びが行われることがある。
ところで、この歌の日本題なのだが、「Boy」の場合には何と言ったら良いのだろう?
「娘」の対義語はやはり「息子」だろうか?
イパネマの息子....
う〜ん、惜しい、ちょっと違うような気がする。
「娘」という言葉にはいろんな意味・想いが込められていると想う。
"親から見て女性の子"という見方が一番多いかな、他にも未婚の女性とか、若い女性とか、長い間にいろんな使われ方がされて来たので混沌としてよく解らなくなっている。
その点「息子」は"親から見て男性の子"でほぼ決まり。
だから「イパネマの息子」と言うとなんとなく「イパネマさんちの長男」みたいに聞こえるのは私だけか?
イパネマは地名だから違うんだけど、なんとなくね...
「娘」という言い方は「美女」と違ってその意味に容姿の要素を含まない。
だから近所のおねえちゃんというような身近さや生活臭を感じるんだと想う。
でもこの歌は美女のことを歌ってるんだから「娘」とつけた事が失敗だったかもしれないが、でももし「イパネマの美女」だったらはたして世間ウケはどうだったろう?
もし美女に対する美男という意味で女性目線で言い換えるならば、つまりは「イパネマの美男」とか「イパネマの二枚目」とか「イパネマのイイ男」「イパネマのナイスガイ」(だんだん日活っぽくなって来た)とか、今風に言ってみれば「イパネマのイケメン」になるのか。
「イパネマの兄ちゃん」や「イパネマのあんちゃん」じゃぁイメージが違う。
ちなみにこの曲、千葉県で演奏される場合には「印旛沼の娘」という邦題で紹介されている(嘘