キンニクツウ

honyarera2006-07-09

自分にも覚えば有るんだけど、ハイティーンの男の子はちょっと時間が空くと退屈で仕方なくなり、何かせずには居られない。
苛々と落ち着かず、意味もなく出かけてみたり、特別そうしたいと思う訳でも無いのに何かを作ってみたり、とにかく無性に何かをしたくなる事が頻繁にある。
青春のエネルギーというやつか...

サッカーの練習から帰ってきて疲れている筈なのに今日の午後の長男がまさにそんな感じだった。
こういう時にハードロックで憂さを晴らすのも良いのかもしれない。
ともかくそんな感じだったので、子供達を連れて近所のバッティングセンターへ行った。

何とも昭和風味漂うレトロな感じで、「バッティングセンター」とカタカナで呼ぶのもちょっと気恥ずかしい感じがする店が吉川に有る。
ピッチングマシーンが5台ほど設置されていて、玉の速度が「高速」「中速」「低速」、そして「ランダム」から選ぶことが出来るようになっている。
カーブやシュートのような玉種の選択は無く、直球一本の男らしい施設だ。
そして、それらのピッチングマシーンごとに「高速=130キロ」というように各速度選択ボタンに割り当てられている球速が異なっている。
実際にバッターボックスに立ってみると、時速90キロ程度が一番心地よい。
130キロが最高で、これは流石に速いがまったくかすりもしないという事も無い。
100キロで20本振った(打ったと言ってしまっては良心が痛む)後に70キロにして見ると不思議な事に最初は全然当たらない。
その逆もまた然り。
プロ野球の試合では緩急に加えて球種や間合いという要素が加わるから、その多彩な変化の中でヒットやホームランを打つのは大変な、まさに至難の業なのだということは、このバッティングセンターのショボイ経験からも容易に想像がつく。

子供達が打っているのを観察していると、サッカー部現役でスポーツマンの兄貴よりもあまり運動神経が良くない弟の方がバットに当たる率が高い。
弟は130キロでも空振りが殆ど無いのに対して兄貴はカスリもしない。
2人ともおそらくバットを振るなんて数年ぶりだろうから、経験値はイーブンだ。
勘が良いのか、動体視力の差なのか、もしかしたら才能?
ちなみに、私は60球ほど打ってみて、真芯では殆ど捉えられないが、空振りは3割ほどだったと思う。
しかし乍ら、腕のあちこちが筋肉痛というのが情けない(笑