2人で

honyarera2006-05-11

今日の馬橋のJazz練習会は最小人数での合奏、すなわちデュオをテーマにした練習だった。
最初に演ったのがpfとbでの演奏。
こがまた物凄く緊張感が有るんだけど、その緊張感が好きで、演奏中には何度も息を止めているかもしれないから無呼吸症候群状態?
2人でリズムをシンクロさせるのって人数が少ないから簡単そうに見えるんだけど、実はそうではなくて案外難しいのだ。
多人数だと「ほら、そこはそれ、まぁおたく様も何かと色々大変でしょうけどまぁそういうことで」と人数に紛れて何とか出来ちゃう(ただし合ってないものは合ってない)のだ。
このリズムがシンクロ出来るかっていうのが気持ちをシンクロさせるための大前提だと思う。
これがある程度出来ていないとそれ以外が全然うまく行かない。
なぜならばリズムをキープする事に終始してしまって全くそれ以上の事に手が出せないし、そういう気持ちにもなれないから。
そして、リズムのシンクロ処理をオートモードに切り替えて、相手の演奏が何をしようとしているのか、相手が何をしたいのかに全神経を傾ける。
こちらの主張に反応してくれるかどうか、反応していないように見えて実はわざとキープする意味で淡々と進めているなんて事も有るし、その辺りはアンテナの感度に加えて信号処理能力も関係して来るのだ。
相性なんてのも有るかもしれない。
この辺りまで出来たなと思える時には音の会話をしている実感が味わえる。
滅多に味わえるものじゃないからこその蜜の味。