その後

万一そうなってしまった場合のいろいろな意味での参考サンプルという意味でも、私のような病気になるとこんな不便な事が有るのだという反面教師の意味でもその後について書いてみようと思う。
後遺症
多かれ少なかれなんらかの後遺症は有るのだと思うのですが、自分の場合は「力が入りにくい」「感覚的なポジションと実際にズレが有る」「しびれ」が有ります。
「しびれ」については発症直後は左半身全域で顔面も痺れていましたが、現在は足指先に違和感が残る程度で生活には問題はありません。
どのようなしびれかと言うと、正座をしていてしびれが切れた状態のうんと弱いやつ..というのが近いと思います。
足先の指の間に綿か何かが常に挟まっているような感覚です。
発症の晩は左半身の各筋肉を誰かに乗っ取られようとしているような、くすぐったいような痛いような、でもそのいずれでも無い強い感覚に襲われて一睡も出来ませんでしたが、その後は一度もそのような症状は出ていません。
「感覚的なポジションと実際にズレが有る」症状は日々改善しています。
しかし本当に治ったのか、再学習によって矯正が進んでいるのかはハッキリしませんが、ノイズ感が減っているのは確かで、ふるえやブレは殆ど無くなりました。
再学習によって矯正ではないかと思われる根拠として、退院後に一度も行っていない動作(つまり再学習していない動作)は未だにやりにくい症状があるからです。
例えば今日初めてネクタイを締めましたが、この動作が非常に不自由で以前の3倍以上時間がかかりました。
楽器を弾く動作はベッドに居る時からさんざんやっていましたので、今では違和感がありません。
一番困るのが「力が入りにくい」症状です。
これも「実際に筋力が落ちた」のか「筋肉への伝達信号強度が落ちた」のかは定かでは有りません。
どちらもあっているような気がします。
この症状の恐ろしい点は、「咄嗟の動作」がアテにならなくなる事で、例えばよろけて足をずらして踏ん張った場合に踏ん張り切れずにそのままコケたりします。
下りエスカレータで追い越しざまに接触されるたびに恐怖を感じます。
これは健康な時には全くわからなかった感覚です。
こんなデッカイ成りをしていて情けない話ですが、昇りはそれ程でも無いですが、正直下りは本当に恐ろしい...
こんな感じで小さな後遺症がまだ自覚として有ります。
しかし、そのいずれもが症状ごとにスピードの違いは有るものの軽くなりつつあるように思います。
いつしか全部消えてしまうのか、いくらか残るのか、それは全くわかりませんが、症状が軽いために不安感は全然有りません。

後遺症と言えるのかどうかはわかりませんが、疲れやすくなった気がします。
週末土曜日中はくたびれていてほとんど気力無いです(汗
でも「あぁ疲れたなぁ〜」と正直に感じ、素直に認められるようになったんだろうからまぁコレはこれで悪いことじゃ無いなとも思っています。