子供の記憶

honyarera2005-07-19

子供も大きくなって自分の足で歩き始めると、それはそれで嬉しくもあるしそうでなければ困るのだが何か寂しさのようなものも感じるのは事実だ。
「あんなに小さくて可愛かったこの子が云々」という月並みな感情なんだけれども、そしてあまりに月並みなので照れてしまう、カッコ悪いということもあるんだけど素直に認めざるを得ない。
そして更に年齢を重ねて老いていくにつれて子供が小さい頃の記憶が次第に遠のいていくことも白状する。
それはおそらく自分にとって至宝の記録であるにも関わらず、脳内の映像は次第に時代味を増し、遠のいて行く。
そういう事を自覚し始めたからなのか、最近無意識にその頃の事を思い出すようにしているようだ。
あと10年か20年か経てば「子供はもう自分の道を自分で歩いているから、これからは自分の事を心配なさい」と言われるようになるんだろうか。
もしかしたら今はその時のための準備段階なのかもしれない。